アラスカ州 ベーシックインカムで出生率アップ⤴️

「みんなのヘアサロン」オーナースタイリストの布施 博之です。

〜記事の抜き出し〜
アメリカのアラスカ州では、ある政策を実施したところ、子供を持つ家庭が増えているという。その政策とは、「ベーシック・インカム」だ。

「1982年以降、アラスカ州では石油からの収益を使い、投資基金であるアラスカ永久基金を州が設立している。この基金はアラスカに暮らすすべての男性、女性、子供に年間配当を支払うというもので、条件もない」

「支払われる金額は石油価格など予算上の問題によって変動するが、2019年は、1人当たり年1606ドル(約17万6000円)、4人家族なら6424ドル(約70万5000円)が支払われた」と、米ニュースサイト「ヴォックス」は報じている。

そしてこのシステムが、思わぬ効果を生んでいる。

「出生率を調べている研究者らは、すべての成人と子供にこのようなベーシック・インカムを与えるこの制度が、市民に子供をもっと作ろうという気にさせるかどうか、という疑問を持つようになった」と同紙は続ける。全米経済研究所の調査研究で、ニューヨーク市立大学の研究者らは「その答えはイエスである」と主張しているという。

研究者らは、「1982年にこの制度が始まってから、それ以前と比べて、アラスカの出生率は急激に増加した。これまで全体で見ると、配当金によって、アラスカの出生率は13%以上も増えたと推定できる」とまとめている。